阪神淡路大震災
2011 年 1 月 17 日
昨夜からちらちらとし始めた雪が うっすら積もって
我が家の周りでも、白くお化粧した屋根や畑が
お日様の光できらきらしていました。
今日で「阪神淡路大震災」から16年が経ちましたね。
生まれも育ちも神戸だった私には
あまりにひどい非現実的な光景に
何かの間違いか・・・ほんとに悪い夢でもみているのか
理解すること自体難しかった そんな出来事でした。
幸い 家族も自宅も無事ではありましたが
被害の大きなエリアだったので
ライフラインもストップし
食料、水、お風呂などの確保も自力では難しく
あちこちで破裂した水道管から噴出す水を洗面器でうけたり
購入数を制限されたスーパーで
電気がなくても食べられる物を探したり。
それでも「家があるから。 家族がいるから。
これ以上 求めては絶対いけない
避難所にいらっしゃる方に申し訳ない。。。」
そんな気持ちでいっぱいでした。
でもその反面
給水車や炊き出しボランティア、自衛隊の入浴車が避難所へ来たりするのを
うらやましくみていた自分がいて。。。
とても情けなくなり
この日を迎えると 今でも、あの時の複雑な思いがよみがえります。
今はほんとにきれいになったこの街で再び働き始めましたが
犠牲者の方々、被災者、国内外からサポートに来られた方々
私たちには知りえないくらいのたくさんのお力で
神戸は成り立っているということに気づかされます。
そして大きな教訓として、他の地域で役立たれているということも。
あらためて、亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に
『みなさんのおかげで、あの震災のおかげで』
という気持ちを忘れずに過していくことが
今の私にできることだと思っています。